米国のポーションコントロール

2019.03.18

何をどれだけ食べればいいのか世界中の人が悩んでいます。

様々な説があるのでどれを信じればいいのか・・・
万人に当てはまる食事なんてありません。

しかし、アメリカで成果を上げているシンプルな方法がありました。

それは「お皿の面積で食べる量を決める。 」

 

以下の説明は糖尿病患者さんへの食事指導ですが、私達にも十分参考になります。

まず、23cmのお皿を用意します。
1/2に、でんぷん(糖質)の少ない野菜(ブロッコリー、キャベツ、ニンジン、ズッキーニ、カリフラワーなど)
1/4に、穀物かでんぷんの多い野菜(米、全粒粉のパン、イモなど)
1/4に、タンパク質(魚、鶏、豚、牛、大豆製品など)を盛りつける。
そしてフルーツもオリーブオイルもナッツも食べましょう。

わかりやすいですよね。

 

アメリカの糖尿病患者さんは1回の糖質量を30-60gに抑えるよう指導されています。
一方、日本では1回の糖質量が約90g

どう考えてもアメリカの糖尿病患者さんの方が早く元気になると思いませんか?
茶碗、汁椀、平皿、小鉢、向付・・素敵なお皿が沢山ある日本文化には
面積で割り切るポーションコントロールは受け入れがたいかもしれません。
でも考え方としては悪くない。

これ、私の食生活に合う!と思った方は、ぜひやってみて下さい。

武藤順子

AUTHER武藤順子

運動と脳とキレイを科学する女性研究者。武藤順子予防医学研究室室長。薬剤師・体育科学博士。医薬翻訳会社経営の傍ら、経営者のダイエットコーチングもサポートしている。