態度の悪い外科医はやっぱりダメ
2019.07.22 健康・美
JAMA Surgという有名な雑誌に
「同僚に対する態度が悪い外科医は、手術合併症が多い!」
という研究結果が発表されました。
「だろうな」という内容ですが
論文として発表されたのが面白い
対象となった病院は
全米手術の質向上プログラムに参加した2つの医療センター
(そんなプログラムがあるんですね)
期間は2012-2016年
対象は202人の外科医(男女比7:3)
試験法は、レトロスペクティブコホート
医師として不適切な行為とは
・手術室での悪い態度(どんな?笑)
・危険な行為
・同僚への失礼な態度
・職責を遂行しない、など
同僚から4件以上も報告された外科医の患者は
外科的合併症(5.8%→7.6%)も
内科的合併症(7.1%→9.4%)も
どちらも多い。
合併症とは、創感染、肺炎、血栓、腎不全、脳卒中、心臓発作など堅苦しい話が続きましたが
手術はチームワークがだいじ。
コミュニケーションがとりにくい先生や、同僚に敬意を払わない先生は、
外科医に限らずちょっと考えたほうがいいかも(もちろん例外あり)
広い意味で予防医学にはいる気がしたので、ご紹介しました。
Association of Coworker Reports About Unprofessional Behavior by Surgeons With Surgical Complications in Their Patients.