糖質制限に東北大が待ったをかけたが

糖質制限に東北大が待ったをかけたが
2018.04.02 ダイエット

糖質制限をすると老化が早まる

東北大学の研究発表がありました。このニュースを教えてくださった方々ありがとうございました!どうやら東北大学大学院の都築先生は大きな地雷を踏んでしまったようです。研究論文が手元にないのではっきりしたことは言えませんがニュースレベルの内容をまとめると以下のとおり。

 

「糖質制限をしたマウスは普通のマウスよりも20-25%短命で背中も曲がり、脱毛もひどく見た目が老けていた。」なんだか、おそろしい~そして、最後に「極端な食事は健康維持に有益ではない」と結んでいます。農学研究科の研究であること日本農業新聞に詳しく発表されていたことなどを考えると米づくりとの関係が見え隠れしてくる。それはさておきこのニュースに対して糖質制限の草分け江部先生がバッサリと反撃。

 

そもそもネズミは穀物を食べるように体が作られている。糖質を食べるようにできているのに脂質とタンパク質を食べさせられたら消化・吸収・代謝システムが壊れ体調を崩すのはあたりまえ。江部先生のブログにはこのように書いてありました。ねずみは、扱い安く文献も多いから実験動物としてよく使われます。(私もマウスの実験が多かった。)しかし糖質制限の実験ではマウスを選ぶべきではなかったわけです。「カロリー制限が若さを維持する」という有名な論文がありますがこちらはサルを使っていました。

 

農耕が始まる前の700万年間は人間はずっと糖質制限食でした。穀物を食べるようになったのは農耕を始めてからほんの1万年。それに脳が急速に発達したので人間には、EPA、DHAなどの動物由来の栄養が不可欠です。安心して低糖質ライフを続けてください。糖質をとらないドクターは皆さん、お若いですよ。私はお米が大好きで毎日食べます。ただ、体重が増えた時は食べ方を工夫していますが。考えるべきは中毒性がある小麦疾患との関係が明らかになっています。この論文がお米の消費を増やす目的なら糖質制限をたたくより和食という大きなくくりでお米のよさを伝えるべきです。

武藤順子

AUTHER武藤順子

運動と脳とキレイを科学する女性研究者。武藤順子予防医学研究室室長。薬剤師・体育科学博士。医薬翻訳会社経営の傍ら、経営者のダイエットコーチングもサポートしている。