運動のワクワク感をウォーキングフットボールで!

2023.11.04 CONTENTS

子供のときに、両親と山登りやテニスなどを楽しんだ経験、ありますか?

美味しいおやつ、楽しい会話、ほめられたこと
そんな経験が、運動好きに育つ大きな要因になります。

そして、大人になってメンタルがダウンした時に、その経験が大きく役に立ちます。

1日で400人が体験!

10月21日、スポーツフェスタ2023が昭和記念公園でおこなわれました。

ニュースポーツが体験できるとあって、家族連れが多く来場していました。

なかでもウォーキングフットボールの人気は高く、日本ウォーキングフットボール連盟のブースでは、1日でなんと400人が体験してくれました。

中にはなんどもブースを訪れてくれた子たちもいて、行列ができるほど!

運動と楽しさが結びつく価値

サッカー経験のない女子でも、ゴール体験ができる、それがウォーキングフットボールの良いところです。

私もサッカー経験ほぼゼロでしたが、初めて(おぜん立てしてもらって)ゴールした時は、もうウレシクテ、一気にサッカーが好きになりました 笑。

子供の頃に運動経験があると、その後の人生で運動のハードルが下がります。

ちょっとリフレッシュしようと思ったときに、スイーツ、お酒、ゲームしか選択肢がなかったら、その子は、はたして健康な人生をおくれるでしょうか?

抗うつ効果やフレイル対策に最適

ウォーキングフットボールの特徴に、笑いとユーモアがあります。

孫のために参加したおばあちゃまが、一人ゴールに向かって走ってドリブル。そして、笛がピ――!こんなに本気になると思わなかったと、大笑い。

また、ゴールが出来ず、悔しくて泣いていた男の子、特別に至近距離からのゴール!時にはルールも変更して、参加した人が笑顔になるように工夫します。

会ったばかりの人のやさしさや、ついつい歩いてしまう特徴から、私はウォーキングフットボールは抗うつ効果やフレイル対策にもってこいだと確信しています。

ウォーキングフットボールは生涯スポーツの入り口

古いデータ(平成25年)ですが、運動習慣のある割合は20-29歳でたったの10.1%。

これは男女の、どの年齢と比較しても最も低い数値です(女性の平均値は25.1%)。

未来のある若い女性が、運動習慣なくして、その後の長い人生を肉体的にも精神的にも健全に生きていけるか、ちょっと心配です。

ウォーキングフットボールは、生涯スポーツの入り口として、社会的に大きな役割を持つスポーツ。私も何らかの形で、普及に役立ちたいと思います!

(私は撮っていたので写っていません。皆さん、お疲れさまでした)

武藤順子

AUTHER武藤順子

運動と脳とキレイを科学する女性研究者。武藤順子予防医学研究室室長。薬剤師・体育科学博士。医薬翻訳会社経営の傍ら、経営者のダイエットコーチングもサポートしている。