糖質ゼロのアルコールで太る

2016.08.26 ダイエット

 

 「糖質ゼロだからダイジョブ!」そういってビールや酎ハイ、飲みすぎていいませんか?

糖質ゼロでもアルコールを飲みすぎると太ります。

糖質ゼロとアルコールは別勘定

糖質ゼロのアルコールだから太らないよねってよく言われます。 血糖値が上がらないという点ではたしかにそう。 焼酎もワインも特に問題なし!

しかし、一つ落とし穴があります。いくら糖質がなくても アルコールは当然入っているわけです。飲みすぎると肝臓はアルコールの解毒で大忙しになります。

ダイエットの舞台は肝臓です。脂肪をケトン体に代謝したり、様々な代謝が肝臓で行われます。

でも、アルコールの代謝で忙しく働いている肝臓は、そんなことは後回し。やせるどころか、飲みすぎると脂肪肝になるので、本末転倒です!

低血糖でフラフラになる可能性も

お酒をたくさん飲んだあとは 思いの外、血糖値が下がっています。お酒もおつまみもストイックに低糖質にすると、血糖値が下がり、帰り道フラフラになる人を時々見かけます。

ホームで電車を待っている時に倒れたら本当に危ない。意識障害や冷や汗が感じられたら、命に関わる可能性があります。糖尿病以外の人は意識していないかもしれませんが、低血糖って意外と怖いんですよ。  

オススメなお酒との関係

糖質制限ダイエットをしている時は お酒と同量のお水を飲むようにしましょう。というか、いつもこの飲み方がオススメです。

アルコールの利尿作用で水分が体外に出てしまうので 水分を取る意識は大切。水を飲むことで、体への負担も減ります。

フラフラしてる、甘いものを食べたい、冷や汗がでてきた、と感じたら、迷わずに甘いものを少し口にしましょう。すぐに回復します。

飲んだ後は、ラーメンでなくて飴ちゃんやチョコを一かけの方がおススメです。糖質量はそれほど多くなく、吸収が速いから低血糖が素早く解消します。

武藤順子

AUTHER武藤順子

運動と脳とキレイを科学する女性研究者。武藤順子予防医学研究室室長。薬剤師・体育科学博士。医薬翻訳会社経営の傍ら、経営者のダイエットコーチングもサポートしている。