アルツハイマーには野菜中心ケトン食

2019.08.05 健康・美

今注目され始めているアルツハイマーの
「新しい予防&治療法」知ってますか?

今まではどの製薬会社がアルツハイマーに効く薬の開発に成功するか?に関心が集まっていました。
でも、考えてみたら様々な要因が関係している疾患に一つの薬で対応できるわけがない。

アルツハイマーと言えばその原因は脳におけるアミロイドβという物質の沈着
この物質をターゲットに新薬が開発されてましたが

新しい予防&治療では、アミロイドβの産生を予防する方法を多方面から検討しています。

その結果、導き出された最新治療法は食事(栄養)、運動、睡眠、ストレスケア脳トレの5項目
あまりに普通の項目に驚きました。

いつも思うけれど夢の新薬よりも、ちゃんとした食事や運動の方がカラダにいい。

新しい治療法の名前はリコード法
REversal of COgnitive DEcline
認知の低下を回復させるという意味あいです。

この研究グループは、アルツハイマーの原因を次の6つに分類

(1)炎症性

(2)萎縮性

(3)毒物性

(4)糖毒性

(5)血管性

(6)外傷性

各項目に対応したオーダーメイドの治療法を作るという。

ある女性患者(炎症性、萎縮性、糖毒性)の受けた治療は

・糖質制限食
・ココナツ油の摂取
・ビタミンB群
・ω3脂肪酸の摂取
・1回45-60分の有酸素運動を週4-5回
・8時間の睡眠
・20分間の脳トレ

その結果、この女性の症状は改善しました。

リコード法によりなんと10名中9名が改善
6名が仕事復帰

一般的な食材なのに治療効果すごいですね!
製薬会社中心の治療の時代は衰退していくのでしょうか。

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4221920/pdf/aging-06-707.pdf

武藤順子

AUTHER武藤順子

運動と脳とキレイを科学する女性研究者。武藤順子予防医学研究室室長。薬剤師・体育科学博士。医薬翻訳会社経営の傍ら、経営者のダイエットコーチングもサポートしている。