スポーツの本当の価値(まぜこせウォーキングサッカー)

電動車椅子サッカー,石脇翔太,
2019.09.30からだ

アグレミーナ浜松が主催する「まぜこぜスマイルウォーキングサッカー」に参加してきました。

2019年9月8日(場所:浜松アリーナ、協賛:ジブラルタ生命)

これは、障がい者サッカーを楽しむ人たちと一緒に、ウォーキングサッカーを体験するイベント。

日本中に仲間が出来る

TOPの写真で一緒に写っている彼は、日本電動車椅子サッカー選手権MVP選手の石脇将太さん。筋ジストロフィーを患う石脇選手は「自分にもできるサッカーがあると知り、やってみたくなった」と中学部3年から始めた。(浜松の情報発信サイトより)

サッカーを始めて一番良かったことは?の質問に「日本中に仲間が出来たこと」

楽しさを分かち合う仲間がいるのは、スポーツに限らず、人生でかなり重要なこと。

サッカーの楽しさももちろん大きいけれど、石脇さんと話して、改めて仲間の大切さを感じました。

電動車椅子を体験させてもらいましたが、急加速、急停止、方向転換に気持ちが悪くなり・・・

これでボールにタイミングを合わせるのは、至難の業だと思った。

さらにアンプティサッカーにも挑戦。腰痛のあった私には厳しいの一言!

片足で全てをこなすために、全身の筋肉を使う。この杖、ロフストランドクラッチを軸足にして、振り子のようにボールを蹴る予定だったが、歩くだけで精一杯。

アンプティサッカーW杯2大会連続日本代表の若杉幸治さんの人生の話が印象的でした。

今を楽しむ

まずは彼女の笑顔をご紹介したい。初めて挑戦したウォーキングサッカーはとても楽しかったと。一緒のチームだった私も、もちろん楽しかった。

今を楽しむことは、精神の安定やうつの改善に抜群に効果がある。メンタルがダウンすると、過去や未来の比重が大きくなり「今ここ」の意識が低下する。

この日は、誰もが単純に「今ここ」を楽しんでいた。スポーツの醍醐味はここにある。

予防医学と大袈裟に考えなくても、このウォーキングサッカーを介して「副産物」として手に入る健康効果は大きい 。

お互いを理解しようとする心

このまぜこぜスマイルウォーキングサッカーを通して、ダイバーシティ&インクルージョンが体験できる。

つまり、お互いの違いを理解しようと努力し、一緒に行動する具体策を考える。

主催したアグレミーナ浜松の広報、寺田さんは、誰もが心地よく暮らせる「まぜこぜ」社会のヒントになればと話していました。

みんながみんなを思いやる世界、愛あふれる世界

この日は取材もあり、司会には手話や文字で伝える工夫がありました。

 

この日の障がい者サッカーの団体は、以下の通り。

  • デフサッカー(聞こえない、聞こえにくい)
  • アンプティサッカー「ガネーシャ静岡AFC」(上肢、下肢の切断障害)
  • ブラインドサッカー「FCコレチーボ静岡」(目が見えない、見えにくい)
  • CPサッカー(脳性まひ)
  • ソーシャルフットボール(精神障害)
  • 知的障がい者サッカー
  • 電動車椅子サッカー「SFCデルティーズ」

身近にもこういうグループが沢山できるよう、応援したいと思います。

スポーツの価値

あまたあるスポーツの価値の中でも、この日感じたのは「今、自分の存在を楽しむこと。」「他の存在を受け入れ、愛すること。」

ウォーキングサッカーには、この要素がふんだんに盛り込まれている。だから温かい気持ちになれるし、この仲間がいてよかったと思えるのだろう。

是非、体験してみて下さい。

武藤順子

AUTHER武藤順子

運動と脳とキレイを科学する女性研究者。武藤順子予防医学研究室室長。薬剤師・体育科学博士。医薬翻訳会社経営の傍ら、経営者のダイエットコーチングもサポートしている。