すごい論文出た!

2017.10.09 ダイエット

天動説が当たり前の時代
「本当に天が動いてるの? 案外、地球が動いてたりして 笑」
とコペルニクスが言ったかどうかはわからないけど

「1年の長さがな~んか変なのよ?」ということから、太陽中心説が導きだされました。
コペルニクスの出版物は思ったほど話題にならなかったけれど
その後、かのガリレオ・ガリレイが優れた実験や観測を繰り返し
「やっぱ、地球が動いているよぉ。太陽だって自転してるとちゃうか?」
と論文を発表!

すごーーいと称賛されると思いきや
ガリレオさんは、この発表から迫害を受けることになるのでした。

 

ガリレオが宗教裁判所から自説の撤回を命じられた理由は科学的な論争ではなく政治的陰謀派閥争い
感情的なけんかなどなど・・・

前置きが長くなりましたが「低糖質が是か非か」の論争を見るたびにこの天動説と地動説を思い出します。
低糖質を広めてきた先生方は長年、学会で隅っこに追いやられ白い目で見られていたようですよ。
そこで、です。今まで白い目で見られてきた先生方にお墨付きともいえる論文がでました。

 

その内容は「低糖質は体にいい。油は悪くない。」
まず、何がお墨付きってランセットという権威のある雑誌から論文が出たこと。

科学雑誌にはランキングがあってランセットは臨床医学系のナンバー2
言ってみれば、超優良ご意見番「あの人が言うのなら、まちがいない」ってことです。
論文の中身もさることながら「ランセットから出た」ということに私は大きな信頼を感じました。

武藤順子

AUTHER武藤順子

運動と脳とキレイを科学する女性研究者。武藤順子予防医学研究室室長。薬剤師・体育科学博士。医薬翻訳会社経営の傍ら、経営者のダイエットコーチングもサポートしている。