スポーツドリンクは飲むな!

2017.12.18 運動

先週は寒い日が続きましたね。二重橋近くを歩いていたら皇居の周りを大勢の人が走っていました。
走ることが好きな人多いですね。

その時ふと思ったこと「みんな走り終わったらスポーツドリンク飲むのかな?」
スポーツドリンクには500ccで20-30gの糖が含まれます。意外と多いことは知ってましたか?

運動と糖の関係を説明すると・・・
まず、運動することで血中の糖がエネルギーとして使われるため血糖値が下がります。 
ここでスポーツドリンクを飲むとあっというまに吸収されて血糖値は急上昇します。

そうすると膵臓は「こりゃまずい!」ということで急いでインスリンを分泌します。
その結果、血糖値は下がります。

このように運動後にスポーツドリンクを飲むと血糖値は上がったり下がったりし、インスリンを分泌する膵臓がとっても疲れます。

運動中の体って心拍や呼吸など様々な変化に対応しているのに糖を摂ることで膵臓にまで負荷がかかるわけですね。
その上せっかく運動で脂肪が燃えはじめているのにスポーツドリンクで脂肪燃焼もストップ。
もったいないです!

運動しても・疲れない・エネルギー切れにならない・終わった後も体調がいいそのためには運動の前後や運動中にスポーツドリンクはやめましょう。
私はいつもスポーツの時は、お茶、果物、あめ、チョコを持っていきます。少量補給すれば元気になります。
詳細を知りたい方は「運動するときスポーツドリンクを飲んではいけない」をどうぞ。麻酔科の清水泰行先生の著書です。

武藤順子

AUTHER武藤順子

運動と脳とキレイを科学する女性研究者。武藤順子予防医学研究室室長。薬剤師・体育科学博士。医薬翻訳会社経営の傍ら、経営者のダイエットコーチングもサポートしている。