[レシピ]サバ缶はダイエットの味方?
サバ缶の人気は定着したようですね。缶詰で手軽で、魚が苦手な子供でも美味しく食べられる。
実はわたくし、毎日絶品!「サバ缶」おつまみ(きじましゅうた著) という本を買ってから、相当サバ缶にはまっています。
味もさることながら、驚くべきはその栄養成分。ダイエットと骨粗鬆症からみたサバ缶のすごさ、是非知ってください。
ダイエットにはサバ缶
サバ缶の売りは、なんといっても「低糖質・高タンパク」
サバ缶(200g)を二人で食べる、つまり一人100g食べると、タンパク質は20gもあるのに、炭水化物はたったの0.2g。
写真は、サバ缶の月見オイスターという料理で、サバ缶100gに温泉卵がのっかって、オイスターソースとごま油でかなりしっかり味付けしてあります。
卵のタンパク質を加えると、小さな一皿でタンパク質がなんと26g。これ、なかなかのハイレベルです。
その上に、ビタミンB群が豊富で、代謝アップに役立ちます。
骨粗鬆症の予防には絶対サバ缶
サバ缶には、ビタミンDが11μgもあり、これは1日に必要な量をはるかに超えています。
カルシウムも1日分の1/3、つまり1食分のカルシウム量が1缶でちゃんと摂れる。
骨の形成には、ビタミンD、カルシウム、ビタミンKが必要です。そこで、サバ缶に納豆を加えることで、ビタミンKが加わり、骨粗しょう症の予防が出来るわけです。
こちらはサバの味噌煮缶とひきわり納豆で作りました。(武藤オリジナル 笑)ごま油をかけても、そのままでもほんとうに飽きない美味しさです。
鯖とサバ缶はどっちでもOK
サバ缶リスペクトというメルマガを書いたら、知り合いから「鯖を焼いてよく食べるけれど、缶詰のほうがいいんですか?」と素朴な疑問を頂きました。
ナイス質問です!値段はサバ缶の方がお安く170円から300円くらい。一方鯖は1尾300円から400円。時期によって値段はまちまち。金額では缶詰の勝ち!
でも、脂ののった鯖の塩焼きは断然美味しいし、みりん干しも好き!好みはあるものの、お味は、魚で買った鯖の勝ち!
さて、栄養成分はどうなっているでしょうか?
鯖(96g) | サバ缶(100g) | |
タンパク質 | 19.8g | 20.9g |
脂質 | 11.6g | 10.7g |
炭水化物 | 0.29g | 0.2g |
ビタミンD | 10.56ug | 11ug |
ビタミンE | 0.86mg | 3.2mg |
ビタミンK | 4.8ug | 0ug |
ビタミンB2 | 0.27mg | 0.4mg |
ナイアシン | 9.98mg | 8mg |
ビタミンB12 | 10.18ug | 12ug |
要するに、鯖とサバ缶の栄養は、ほとんど変わらない、と言う事です。意外だ!!
ビタミンEは、サバ缶の方が多いようです。
ビタミンKは缶詰のサバは0で、焼いた鯖は4.8ugです。骨の強化が目的なら、お魚で買った方がよさそうです。とはいっても、納豆のビタミンKは、鯖のなんと100倍の465ug。やはり納豆には太刀打ちできませんね。
予防医学の王様「サバ缶様」週に1日はサバ缶の日にしましょう。サバ缶カレーも美味しいです!