「卵は１日何個食べてもOK！」これは、ご存知ですか？
ちょっと前までは、「卵は1日１個まで」でしたよね。そもそもいったい誰が卵1日１個説を唱えたのでしょうか？

一説によると、ウサギさんに卵を食べさせた文献が発端だとか。そもそも、ウサギさんはコレステロール摂取しません。
健康情報はホントに不思議な都市伝説が多く出回るので、その度に私たちは右往左往させられます。

なぜ卵だけとりあげるのかというと油、つまりコレステロールの代名詞だからです。

2015年、日本動脈硬化学会はコレステロールの食事制限を「撤廃」しました。
日本動脈硬化学会は、コレステロール値に厳しく、薬物療法推進派、という印象がありますが、この学会が食事からのコレステロールは気にしなくていいと発表したことで、業界は大きな衝撃をうけました。

根拠となる研究は意外と多く、コレステロールを食べた人の血中コレステロール値を調べると、なんとコレステロール値は高くならないことがわかったんですね。

実は、私達のカラダの中では、食事で摂るコレステロールの量の3～4倍のコレステロールを合成しています。
ちょっと多く食べても、体内の合成を減らして、カラダはちゃんと調整しているんです。

卵は安心して食べてください。