予防医学と唱えるだけじゃだめ
前橋で薬局を6店舗経営している株式会社「折り鶴」が、面白いことを始めた。
それは、「らしくる」というカフェを中心に、検査や栄養相談など処方箋以外のサービスを展開するというチャレンジングな内容。
薬剤師はもっとなにか出来る
井上さんは、100年続く薬局の社長であり薬剤師さん。
処方箋の収益増加が今後はきびしくなる昨今、柔軟な発想で「薬剤師の新しい価値」を創造し、新たなサービスを模索している。
病院に併設のカフェには、カカオポリフェノールたっぷりのホットチョコレートや、ナイトロコーヒーという美味しい飲み物もある。これがどっちもかなり美味しい。(これは後日丁寧に書きます。)
しかし、主軸は予防医学的な検査、栄養相談になるのかもしれない。
そして、地域のコミュニティを活性化して、健康意識を高めたいという。その一環として、11月の寒い夜にウォーキングサッカー体験会を企画した。
運動の提案としての”群馬初”ウォーキングサッカー
薬局が主催する運動イベントと言えば、転ばないための高齢者向け体操のイメージが強い。
まじめで、ちょっと面白みに欠ける。
しかし、井上社長は私の提案のウォーキングサッカーをすんなり受け入れてくれた。
夜しかも野外で、参加者が少ないかと思っていたが、ふたを開ければ30人近くの参加!
小学生から50代後半までの男女
普段何かを一緒にすることはまずないだろう、という集団です。
アモール東京の佐藤祐子さんの楽しい進行であっという間の2時間弱でした。
ウォーキングサッカーは、年齢男女経験がバラバラでも楽しめる、というのが特徴。
この笑顔を見れば、楽しかったのは一目瞭然ですね。
たった1時間半で5000歩
私が昨日歩いた歩数は13000歩
これは、午前中都内を歩いたり、新幹線の移動なども入っている。
携帯を持っている人に、サッカー時間中の歩数を聞いたら「約5000歩」だった。
この表情、ついつい歩いてしまうのが、わかりますよね。
運動の重要性のセミナーを開くよりも
実際にやってみて、大笑いしながらボールを蹴って
やれ、股関節が硬いとか
終わったら肩が楽になったとか
「自分で気づく」これが本当の価値だと思う。
偉い先生を読んできて、座学をするのもいいけれど
体験を提供することの尊さを感じた。
薬局主催のイベント、どんどんやりましょう。
家族のコミュニケーションが地域に広がる
参加された折り鶴薬局、群馬銀行、インプロブの方から「楽しかった、またやりたい」という声があった。
参加者の声
親子参加のお子さん➡みんなに名前を呼ばれたことで不安が減り、温かい気持ちになった。
親子参加のお父さん➡敵のチームともハイタッチしている息子の姿に、ラグビーのワールドカップが重なった。
サッカー未経験の女性➡とにかく楽しくて、自分でもできたのがうれしい。
小さなことを認め合い、可能性をたたえあう。
地域の健康に貢献、という大きなことも、家族のような小さな単位からコツコツですね。