ポストディクションでいこう

2019.12.30 その他

あるプロ野球の選手
試合前に今日の調子を尋ねられて「今日は調子がイマイチで・・・」と回答

ところが試合に勝った後のインタビューでは「朝から勝てると思っていました」

これは、わざと変えたのではなく本心でしゃべっています。

いったいどういうことでしょうか?

それは、わずか数時間の間でも
時々刻々と入ってくる知覚に合わせ記憶が書き換えられるからです。

これをポストディクションといいます。
記憶って、こんなに曖昧なんですね。

みなさん、今年はどんな年でしたか?
日々、色々なことに振り回されたけれど
こうやって振り返るといい年だったな~
そう思える人は記憶がすでに編集されているのかもしれませんね。

ポストディクションを「今を幸せに生きるための仕組み」ととらえると
神様はなかなか素敵な機能を準備して下さったと思います。

今が幸せだと過去の記憶まで幸せに変わる。
来年はちょっとした幸せを大事にして
今も過去も幸せに染めていきましょう。

いい年をお迎えください。

武藤順子

AUTHER武藤順子

運動と脳とキレイを科学する女性研究者。武藤順子予防医学研究室室長。薬剤師・体育科学博士。医薬翻訳会社経営の傍ら、経営者のダイエットコーチングもサポートしている。