イワシ丸干しが精神疾患に効く?

2019.08.12

栄養状態と心
ぜったいに関係ありそうだけどまだわからないことが多い

ビタミンDときくと腸管からのカルシウムの吸収をよくしてくれるから骨粗鬆症の人に必要
そんなイメージでしたが

オランダの研究で、精神疾患との関連が明らかになった。
精神疾患の患者さんのビタミンDは一般の人よりもかなり低いことが判明
ここでいう精神疾患とは、統合失調症、双極性障害など
ビタミンDの数値が低い(12ng/ml未満)患者さんの割合は一般と比較したら4.7倍と多い。

 

それならビタミンDを飲めば精神疾患がよくなるかというと論文の答えは「まだ風の中」
研究結果を生活に落とし込むことには乖離がある。

たとえばコエンザイムQ10は年齢と共に減っていくことが研究から判明しているが
コエンザイムQ10をサプリで摂っても若々しくはなるという論文は少ない。
どうして「逆もまた真なり」にならないのかというと
吸収や、代謝やら、色んな要因がある

でも、ビタミンDを含む食材はチェックしておくといい。

・イワシ(丸干し)15ug

・シラス(大ヒ2)6ug

・鮭(一切れ)26ug

・ぶり(一切れ)6ug

・干しシイタケ(2個)0.8ug

ほとんど魚です。ビタミンDの1日の目標値は5.5ug

武藤順子

AUTHER武藤順子

運動と脳とキレイを科学する女性研究者。武藤順子予防医学研究室室長。薬剤師・体育科学博士。医薬翻訳会社経営の傍ら、経営者のダイエットコーチングもサポートしている。